面積と防音、防振対策

ダンス、バレエ、体操などスポーツ系の習い事は保護者のニーズも高く、健康志向からヨガ教室などが中高年層を中心に広く受け入れられています。
しかし、スポーツ施設の物件は床面積の広スペースが必要なので、見つかる物件も限られているのが現状。居抜き物件であっても、教室、スタジオのコンセプトに合った内装に作り変えることを前提に、ある程度の予算で計画していかなければなりません。

たとえばダンス教室の物件を考えたとき、立地はもちろん重要ですが、近隣に迷惑のかからない程度の防音、防振対策は必要です。ダンス教室だけでなく、体を動かすスクールであれば、こうしたトラブルを未然に防ぐように配慮しなくてはいけません。

面積、立地など良い条件の物件が見つかったとしても、実際に防音、防振対策ができている物件とは限りませんので、まずはそこを確認するようにしましょう。

スポーツは人気の高い習い事

今、首都圏を中心にダンス教室が人気をみせています。学校教育の中にダンスが必須化されるということで注目されている背景があるようです。ダンスを通してバランス感覚が磨かれるだけでなく、表現する力も養われることから、子どもの習い事としての効果が期待されていることがわかります。

その他、スポーツ関連は子どもの習い事として第一に上がってくるものが多いです。水泳がその最たるものですが、昔からある野球やサッカー、空手などの武道、他にもリトミックや体操、クラシックバレエなども根強い人気です。

子どもにスポーツの習い事をさせたい理由としては、健康に良いという理由以外にも、チームとして活動することでコミュニケーションを醸成できたり、スポーツならではの厳しさを体験できることがあります。スポーツを通じて得た経験は、将来に役立つものとして認識されており、子どももターゲットに入れたコースを用意し、幅広い層を獲得することが望まれます。

集客はインターネットで

スポーツスクールの物件は限られているとはいえ、いくらでも予算がかけられるわけではありません。内装や看板の設置など、諸々の出費を考えると、広告にはそれほど予算もかけられないのではないでしょうか。

スポーツスクールは他の業態に比べて差別化しやすいので、比較的口コミが広がりやすい特長があります。しかし、オープン当初の集客に手こずると運営が厳しくなりますので、特に1号店の出店では注意が必要です。

少しでも他店とは違うコンセプト、コースがあれば積極的にWEBを使って発信するようにしましょう。インターネット集客は費用をかければいいというものではなく、発信する情報や発信回数が重要です。最初は閲覧する人も少ないですが、根気よく続けていけば自ずと閲覧者も増え、結果的に広告に頼らない集客が期待できます。