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商圏内の競合店の数
「美容室」「ネイルサロン」「エステ」の店舗物件を考えるとき、まず大切なのは、競合他社がどれくらい密集しているのかを事前に把握しておくことがポイントです。他の業種と比べて、差別化の図りにくい業種ですので、商圏内のターゲット客数がそのまま売上規模に直結すると考えられますので、まずは入念に調査しましょう。
商圏は概ね半径3㎞を想定します。「美容室」「ネイルサロン」「エステ」のターゲットは非常に似ており、概ね10代~40代の女性の人口と同業他社の出店状況を調べます。また、近隣にどういった施設があるのかも大切です。特に女性客の多いカフェやショップ、商業施設が近くにあれば、自然と認知度も上がるでしょう。
まずは認知されること。ふとしたときに「そういえば、あの場所にネイルサロンがあったなぁ。」と記憶に残るように働きかけることこそが集客の肝といえるのです。そのため、競合店が少ない地域では成功する確率は当然高くなり、さらに人の目につきやすい立地に店舗(看板)を出せることが大きな条件となります。
女性目線で物件を選ぶ

物件を選ぶ際にも「女性が通いやすい」ということを意識しなければなりません。いくら好立地で広い店舗であっても、ビル外観の印象が悪かったり、内装が汚かったりすれば、それだけで足が遠のいてしまうものです。
女性目線を軽視した物件選びをしてしまうと、それ相応に集客に影響を及ぼすこととなるでしょう。テナントビルだけでなく、周囲の環境も大切です。近隣のイメージは悪くないかを含めて、総合的に物件選びをする必要があります。
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居抜きの場合は、以前の業種に注意
特にネイルサロンやエステでは、居抜き物件で入居することが多いです。その際には、前回どういった職種が営業していたのかを把握しておくようにしましょう。
居抜き店舗の場合、前回業種を知っておくことはどんな業種でも大切なのですが、美容室、ネイルサロン、エステではさらに大きなポイントとなってきます。物件を内覧するときに聞くことはもちろんですが、前回の業種よりもさらに以前の業種、その前の業種など、可能な範囲で聞けるなら聞いておきましょう。できれば、近隣のお店の人に聞くなどして情報収集しておきたいところです。
なぜそこまで前回業種が大切かというと、美容室、ネイルサロン、エステという業種は差別化できるところが少ないからです。差別化が少ないということは、どの店でもだいたい同様のサービスを行っているということ。もし、居抜き店舗の以前の業種がサロンを営業していたのであれば、その場所でサロンという商売を閉店した理由があるはず。その物件でうまくいく可能性は低いと考えるべきでしょう。
必ずしも好立地である必要はない

美容室、ネイルサロン、エステで開業する際は、必ずしも好立地である必要はありません。駅前や人通りの多い立地でオープンすれば、それなりに来客は見込めるでしょう。しかし、根強いリピーターのつく業種でまず考えないといけないことは、その店独自のコンセプトをつくり、他社との差別化をはっきりさせることです。
それほど人通りの多くない店舗物件であれば、WEBでの集客に力を入れることにコストと労力を使うこともできます。また、2階より上のテナントの場合、1階に立て看板を置かせてもらえれば、時間が経つにつれて認知度も上がっていきます。
オープン当初は、いかにランニングコストを抑えながら集客をするか。そして、リピートのお客様がつくような雰囲気のいい店づくりを考えていきましょう。